SSブログ

patti smith group/distant fingers [NYpunk]

radio ethiopiaより。
アルバムタイトルが最高にかっこいい。
ジャケットも同じくである。

哀愁のpissing in a river、ロックソングpumping、
力強くシアトリカルなタイトル曲も印象的(ダムドのカーテンコールへの継承を感じる)だが、
distant fingersに素のかわいいパティスミスを見る感じがして好きだ。

詩人的アプローチや若干古いギターサウンドには否定的な向きも多いだろうが
(私もその一人だったが)、時代に唾を吐きかけるような、
圧倒的な存在感は比類を見ない。
パティ氏のルックスは完璧だし、写真はどれも最高だし、体現する歴史ももはやストーリーだ。

20世紀を代表する女性の一人ではないかと思う。

一度だけレニーケイ氏にとあるバーでお会いしたことがあったが、
寒い日で、風邪気味で、くたくたで、ろくに話もできなかったことが悔やまれる。

そういえば、パティスミスのアート展に行った時のパンフが家のどこかにあるはずだ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

velvet under ground &nico/heroin [nyc]

velvet under ground &nicoの一曲である。
言わずと知れたあのアンディウォーホルのバナナジャケ、である。
私の部屋にずっと飾っている。

音楽的にはめちゃくちゃである。
でもこれほどこのバンドのchaosを体現している曲はない。
イントロの美しさ、ギターの展開、ヴォーカル、とげとげしい、荒れ果てた歌詞、ノイズ。
それぞれのパーツは素晴らしい。ドラムではなくタイコ、延々続くバイオリンのノイズ
その向こうで展開されるギター、歌。
曲中盤のヘエエエエエエロオオオイイインというのんきな鼻歌と微笑は最高である。
恍惚である。
7分を超える大作であり、ノイジーでとても聴ける代物ではないはずなのに
聴けてしまう、というか好きなのだからこの曲は恐ろしい。

there she goes againはハートブレーカーズのフォーマットのようにも感じるし、
european son のベースラインにははストラングラーズを感じるし、
美しい曲はとことん美しい。まあ、この分裂気味さに耐えられないかたには
何の価値もないと言えるが、部屋にジャケットを飾るだけでも価値のある
美術品なので、音楽に耐えられる人にとっては1銭の無駄もないアルバムである。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

the clash/cut the crap [UK]

エレクトリッククラッシュ、である。
非難ごうごう、クラッシュに寄せてもらってないアルバムである。
プロダクションはよくないし、トッパーのパーカッション的かつ
中途半端ロック/ワールドミュージック的ドラムもない。
でもトッパーなんて、彼のドラミングは奇跡の産物だから、
いなければだれが代役を務められるわけでもなし、しょうがない。

ただ、みんなが否定するほど悪くない、ていうか結構いい曲ある。
three card trick ,
movers &shakers,
north&south,
dictator ....
結構出てくるんですよ。

three card trick、north&southなんて、凝り固まったパンクソング以外の耳をもってりゃ
いい曲だと思うけどなあ。
movers &shakersも裸にしたらいい男、て奴だと思う
are you red..y for warも遊びとしては好きだったし。
大層なタイトルやシンガロングの部分がうっとうしいのと、ぺったんこのギターの音質と
シンセを変えてたら、いいアルバムだったんじゃないかな。
play to win,fingerpoppinも彼らによくある端曲だと思えば、どうってことないし。
トータルでそんなに悪いかなあ。
three card trick、north&southがクラッシュじゃなくて、ジョーのソロ名義のシングル盤
のA面B面だったら、クラッシュファンももっと受け容れられた、
というか文句でなかったんじゃない?

トッパーの偉大さは確認されましたが、まあ、冷静に褒めてもいい曲はたくさん
あるアルバムと思います。中途半端ファンクはなくなったし。
このアルバム、ミック、ポール、ニッキーの3人でバック取り直してくれへんかな。
いい曲だけでいいから。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

忌野清志郎/激しい雨 [日本]

この歌、清志郎がなくなった時、聞きまくってました。
カラオケでもよく歌います。
RCの歌詞がちりばめられていて、切ない詩。

この歌、社会情勢やらなんかを考えると
ものすごく核心をついた歌詞で世界に痛い歌だなあ、と思う。

誰もが見守ってる。世界は愛しあうのか。

世間には愛だの、やさしさだの、自分大事主義の歌ばかりあふれてて、
もううんざりしてます。
社会派はださい、辛辣な歌は危ない、じゃなくて、社会のことをこんな風に詩に出来る
詠い手がいなくなっただけじゃないのかな。

それと、音楽のマーケティング化。
ボーカル学校や作詞学校を優秀な成績で出て、マーケティングに基づいた歌ばっか
やってるから、なんかマニュアル化したようなつまんねえおんなじ歌ばかりが
あふれてるんだろうな。

音楽は音質じゃない。本質だぜ。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

NY loose/Bitch [NYpunk]

lower east side rockである。
何といってもvo+G のbrijitte westである。
1stEPだったと思う。当時の名義はnew york loose。
1993年当時、この7インチにはぶっ飛ばされた。
パーソナリティクライシスイントロのあとはブリジットワールドである。
美人。かっこいい。セクシー。声がいい。それ以外に何がいるだろうか。
タイトルは「ビッチ」!

その後loosen up(5曲入)ではちょっと壊れたロックンロールに行ったが、(これも好き)
その後、名曲pretty suicide で本領発揮、
アルバム「year of the rat」では元気いっぱいである。
多少ダルな曲もあるが、前述のpretty suicide、broken,trash the given chance
等は元気いっぱい、sunday morningも愛らしい。
90年代のアイドルである。

知らない方は是非”BROKEN”のPVをご覧いただきたい。
格好いいから!

I'd love to be BROKEN with you Brijitte baby!!

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

Kevin K(Road Vultures)/LA VIDA LOCA [NYpunk]

その昔、ニューヨークであるディストリビューターの人から
もらったCDがkevin k氏が在籍していた"road vultures"のアルバム”FIRE IT UP”だった。
よく見るとcheetah chromeが参加している。曲も良かった。
ニューヨークののレコード屋さんで一度だけたまたま会った。
店員R氏に紹介してもらった。かっこよかった。
次のアルバム”RIDE”も直接通販で買った。

その後まさかのkevin k氏日本公演があり、京都で拝観。
めちゃめちゃ演奏がよくて、かっこよかった。
ニューヨークパンク、ロックンロール直系のルーズで粋な演奏だった。

"she"や、”call”も好きだが、”LA VIDA LOCA ”が一番好きかなあ。
かっこいいんですよ。ポップで、ロックンロールで。
はすっぱいホンキートンクぶりも、エンディングのの壊れっぷりも。
lower east sideのどうしようもない雰囲気の歌詞も。
最高に、どうしようもなさ、を格好よく歌ってる感じがして。いいんですね、これが。

明らかにアンダーレイト。もっと評価すべき人物。だろ?


Lower Side boys have dead end lives hanging down on the streets
If you're gonna get off in Alphabet City, know the score or you will get beat
On the Lower East Side

Teenage girls rule the world, move and grove to a latin beat
La vida loca, dope and coke. What's up, baby?
On the Lower East Side

Boodagas C and D
Life in the fast lane calls you and me
Check it out and see

The day wines down and the night creeps up
The streets come alive
Walk that walk, talk that talk
I really dig the vibe
On the Lower East Side

L.E.S. L.E.S.


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

the only ones/another girl, another planet [UK]

曲のしつらえとしては完ぺきです。
史上まれにみる完璧な歌です。
イントロ、ギターのサウンド、声、メロディライン、ブレイク、サビ、
ギターソロ、突然3分でぶった切れるラスト。
ファッション、Peter Perrett、そして何よりこの曲のタイトル。

”スペースシャトルが血の中を駆け巡るイメージ”がドラッグをイメージさせる
というので批難を受けたらしいけど、まあ、本人が”違う星”までぶっ飛んでたんだから
しょうがないでしょう。

サウンド的には全体的にヴェルベッツや、テレビジョンあたりと通じるとこもあるし、
ジョ二―サンダースあたりとのつながりも深いので、ziggy meets NYC punk,てとこでしょうか。

UKでは案外少ない ルーズさの心地よいバンドだと思います。
メロディアスでシンプルなのに英国調のビートルズ臭、ストーンズ臭がしないところも
好きです。
"Flaming torch"も素敵ですね。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

Public image limited/metal box [UK]

混沌の極みである。
今思えば、このアルバムのあとジョンライドンはテクノ系に動き始める。
フラワーズオヴロマンスには打ち込みが多用されているし、
以降も総じてエレクトリックな雰囲気である。

だから、たぶん生楽器なアルバムとしては、もっとも混沌として、陰鬱で、
かつ最前線でジョンライドンなアルバムなのだろう。
引きずるというのか、うねるというのか、全体がそんな感じである。
リズムも複雑かつシンプル、どこまで行っても淡々と進む。
ジョンは、どうだろう。どういえばいいのだろう。
とにかくPIL最高の出来、としか言いようがない。
缶に入ったアートワークもかっこ良いし、CD版の缶入りも実にキュートだ。
こだわりぬいた作品。「サンディニスタ」の真裏側にある挑戦がここにある。
rock is dead....

フラワーズオヴロマンスの恐怖のサウンドを最後にPILにあまり興味がなくなった。
ハードコアの登場により、興味がそっちに行ったのと、レコードを買うお金に限りがあったので。
たしか、ジャンクショップというレコード屋で缶入りのメタルボックスと
アンチノーウェアリーグのレコードを迷ってアンチノーウェアリーグを選んだはずだ。
今から思えば、PILだったのかもしれないが、マイジェネレーションはハードコア創世記
だったので仕方ない。だから私は”ポストパンク”あたりはよく知らない。
ハードコア熱のあとでそのあたりを眺めにいってみると主流が
ポジティヴパンクになっていたのでますます興味がなくなった。

しかし、しかしだ。ジョンは相変わらず私の音楽人生の頂点にいる一人だ。
TVに出ようが、何をしようが、だ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

Dead Boys #1/young,loud,&snotty [NYpunk]

young,loud,&snotty

NYpunkでは以外にも「異色」の轟音ロックである。
ホームタウン、クリーブランドに近いイギー、MC5といった五大湖の轟音に
彼ら独特のポップセンスとメロディラインが見事に混じっている。
だから、メリハリがあって、60年代をぶっ飛ばした
イギーをさらにぶっ飛ばしているのである。
一見ハード一本やりの曲にもフックが用意されているし、
ポップな曲にも圧倒的なパワーを感じる。
これは他にはない彼らの色である。
どのバンドよりハードで、どのバンドよりポップという特異点
にあるのである。だれもマネできなかったのである。

中学の時買ったVoidoidsの1stのインナーにdead boys are goodと
書かれた壁の落書きの写真を見て、その存在を知った。

ルックスも怖いし、たぶん私生活も相当怖い、と初めて写真を
みたときそう思った。
曲は先に書いたとおりの最高のブツだった。30分程の轟音。
CBGBの恐るべき創造物である。

解散後10数年経ってジェフ・マグナム氏と引きあわせてもらったことが
あり、一緒に酒を飲んだ。興奮してうれしくて、たらふく飲んでしまったで、
最高の夜のことは詳しくは覚えていない。が、忘れられない思い出だ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

the Mink DeVille/Venus of Avenue D [NYpunk]

willie de ville となると、選択肢は変わるんでしょうが、
ミンクデヴィルとなれば、この曲か”I broke my promise ”です。
いやいや、他にもええのはいっぱいあるんですけどね。
若干暑苦しいところはあるんやけど。
you just keep holding on 、this must be the nightなんて好きですし。
どんどん進化していく。でもその原点的この曲で。

大体、タイトルがいい。1-R、KO。
導入からいきなり裏街道サウンド。
ベースライン、スナップ、鍵盤。

アルファベットサウンドである。
サビ後の「すーすたっ」という声のかっこよさ、サックスのからみ。
2番で強調されるベースの音。
上級である。

ルーリードの「ワイルドサイドを歩け」にも通じる、夜のニューヨークである。
ルー氏と違うのは、彼らがR&B系というか、ルーツ系というかであるため、
ある種サウンドが骨太で、どうしても盛り上げるところを造りたくなるところであろうか。
それにしてもニューヨークの裏街を、見事に表現。成功している。

僕は全然詳しくないけど、最近のyoutubeのお陰で、
willy氏の若かりし日から晩年までいろいろ拝観出来るようになった。
ガリガリのちょび髭のかっこいい怖いおっさんから、凄味のある中年以降まで、
どこを切り取ってもやっぱりいかついおっさんである。
ジョニーサンダースとまともに付き合えるだけのことはある。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。