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Public image limited/metal box [UK]

混沌の極みである。
今思えば、このアルバムのあとジョンライドンはテクノ系に動き始める。
フラワーズオヴロマンスには打ち込みが多用されているし、
以降も総じてエレクトリックな雰囲気である。

だから、たぶん生楽器なアルバムとしては、もっとも混沌として、陰鬱で、
かつ最前線でジョンライドンなアルバムなのだろう。
引きずるというのか、うねるというのか、全体がそんな感じである。
リズムも複雑かつシンプル、どこまで行っても淡々と進む。
ジョンは、どうだろう。どういえばいいのだろう。
とにかくPIL最高の出来、としか言いようがない。
缶に入ったアートワークもかっこ良いし、CD版の缶入りも実にキュートだ。
こだわりぬいた作品。「サンディニスタ」の真裏側にある挑戦がここにある。
rock is dead....

フラワーズオヴロマンスの恐怖のサウンドを最後にPILにあまり興味がなくなった。
ハードコアの登場により、興味がそっちに行ったのと、レコードを買うお金に限りがあったので。
たしか、ジャンクショップというレコード屋で缶入りのメタルボックスと
アンチノーウェアリーグのレコードを迷ってアンチノーウェアリーグを選んだはずだ。
今から思えば、PILだったのかもしれないが、マイジェネレーションはハードコア創世記
だったので仕方ない。だから私は”ポストパンク”あたりはよく知らない。
ハードコア熱のあとでそのあたりを眺めにいってみると主流が
ポジティヴパンクになっていたのでますます興味がなくなった。

しかし、しかしだ。ジョンは相変わらず私の音楽人生の頂点にいる一人だ。
TVに出ようが、何をしようが、だ。
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