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velvet under ground &nico/heroin [nyc]

velvet under ground &nicoの一曲である。
言わずと知れたあのアンディウォーホルのバナナジャケ、である。
私の部屋にずっと飾っている。

音楽的にはめちゃくちゃである。
でもこれほどこのバンドのchaosを体現している曲はない。
イントロの美しさ、ギターの展開、ヴォーカル、とげとげしい、荒れ果てた歌詞、ノイズ。
それぞれのパーツは素晴らしい。ドラムではなくタイコ、延々続くバイオリンのノイズ
その向こうで展開されるギター、歌。
曲中盤のヘエエエエエエロオオオイイインというのんきな鼻歌と微笑は最高である。
恍惚である。
7分を超える大作であり、ノイジーでとても聴ける代物ではないはずなのに
聴けてしまう、というか好きなのだからこの曲は恐ろしい。

there she goes againはハートブレーカーズのフォーマットのようにも感じるし、
european son のベースラインにははストラングラーズを感じるし、
美しい曲はとことん美しい。まあ、この分裂気味さに耐えられないかたには
何の価値もないと言えるが、部屋にジャケットを飾るだけでも価値のある
美術品なので、音楽に耐えられる人にとっては1銭の無駄もないアルバムである。

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beastie boys/to the 5 boroughs [nyc]

ほんとはラップなんてそんなに知らないので、
彼らのこともくわしくはない。

だって、「fight for your right」がリアルタイムだから。
元ハードコア、の白人hiphopのガキが出てきた、て感じ。
PVはすごい面白かったから好きだったし、
どっか、パンクを通ってきたシンパシーもあったし。
no sleep 'til brooklynも好きだった。けど、ラップそのもの
を聴かないので、licensed to ill以来買ったのは2枚目。

an open letter to nycは衝撃的。
9.11後のNYを描いている。嘆いているわけではなく褒めてるわけでもない...
表現しにくいけど自分たちが生きてきた環境や、移民の国の多様性、
その街への愛、というか愛着というか、を訴える作品。
とにかくニューヨークにささげられている。
デッドボーイズのsonic reducerがサンプリングされてて、
彼らの若い時代へのノスタルジーも感じさせながら、
苛烈な21世紀のニューヨークそのものを歌いこんでいる。

アートワークも完ぺき。イラスト、歌詞の書き入れ方、フォールド、
すべて素晴らしい。飾っておくだけでも美しい。
全体のサウンドもch-check it outからずうっと
彼ららしいオールドスクール風のモダーン。

あんまりリアルタイムのものは買わなくなったんだけど、
こいつは買ってよかった、と思った一枚。
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