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Bad brains/ pay to cum [hardcore]

久しぶりにbad brainsを聴いたら、とてもよくてよく聴いている。
この曲がいい、というわけでなく、初めて聴いて衝撃だったから取り上げた。
Let Them Eat Jellybeans!というVAで初めて聴いた気がするが、定かではない。
速い!そしてドラムがおかしい!いや、全体におかしい!でもかっこいい!
これが感想だった。

そんなにアルバムは熱心にコレクションしなかったが好きだった。
しかし、あまりにスタイルが偏っていて、いい曲、あまり聞かない曲が激しくて
どれもこれもとはいかない。でもそれがバッドブレインズなんだろう、と思っていた。

NYハードコアが心酔したステージは後年いろんな映像で観ることが出来るようになった。
どの映像も楽しい。
スローなミクスチャアプローチはあまり好きではなかったが、
レゲエよし、ファストよし、曲の展開が滅茶苦茶な曲もよし、である。
最近すっかりヘビロテである。
体を鍛えるときには非常にそんな気分になるバンドでもある。
当分聴き続けるな、と思う今日この頃。
再結成後奇行が目立ったりという話だが、どうでもいい。まあいいのだ。

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discharge/why [hardcore]

イントロだけでも聞いたことがないものだとわかった。
爆音にも似たベース。どうやったらこんな音がするのかと思った。
ナイフじゃなくて、斧とかなたを基地外さんが振り回す世界。

一直線、イッツアライブを初めて聴いたとき以来の金太郎飴なのだが、また違う。
というか、最後まで聞いて一曲、て感じのもん。あっという間に終わる。
テープが余ってしょうがなかった。
でも一曲一曲でもいいんだな。
ロック型のパンクロック好きの中にも、全否定する奴はたくさんいたし、
ヘビーメタルでもないし、ただ、聞いたことがない音楽に
往復パンチで殴られているだけ、て感じで。
何回聴いても怖くて。10代半ばの若者には。
45回転盤に同じ曲が別テイクとかじゃなくて2回入っているのも革命的?に不思議だった。
ラストナンバーをぐしゃぐしゃ気味に終わらすパターンもパイオニア。
後にd-beatというダンスユニットのような,もひとつかっこの悪いジャンルの呼び名がついたが、
disorder,chaotic dischord等を並べdis-musicと呼んでいた私のまわりの人たちに
センスがあったとはとても言い難い。しかしいいのだ。
まだジャンルなんてなかった時代の話なので。
30年たった今も、
何でや、何でや、何でや、何でや、何でや、何でや、何でや、何でや、何でやね―ん!
と説教されて終わるのだ。


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GBH/bellend bop [hardcore]

別にbellend bopだけが最高、というわけでもない。
sick boy ,time bomb, mantrap....いくらでも出てくる。

LP”City Baby Attacked By Rats”は時計の音で始まり、ベルで終わる。
サウンドは痛快そのもの。シャリシャリ行っている。
金属音に満ちている。他のハードコアがダークだったのに対し、どこか未来的な感じ。

ラストを飾るbellend bopは超大作。
出囃子のタイミングは絶品、そのあとはひたすら、やけくそ気味に飛ばす、飛ばす、飛ばす!
当時はメタリックに聴こえたソロもリフもバリバリのロックンロール。
ベースのうねり、調子っぱずれに飛ばすドラム、大騒ぎの声、シャウト、絶叫、
いい加減なクラップ、あいの手、ブレイク何でもそろっている。
come on let's go dancin' down at the bellend bop!

再起動のベースの音もあくまでバーバリアン。
最後の酔っ払いコールまでドラマチック。そして、針が上がる。

「The music played so loud it made my ears pop」というサビは、
1982年以来、私の音楽的アティテュードとなった。

ジャケットも”troops of tommorow"と同様絵仕立て。時代感満載。
あっちが青、こっちは黄色。両方ともかっくいい。
前後のEPもよかったのに、次のLP「revenge」ではサウンドがなんかもさもさした感じがして、
そのあとあんまり聴くことはなくなった。

初来日の西部講堂は最高だった。
どこが呼んだのか、はっきり覚えていないけど、警備を務めたのは、
知る人ぞ知る人ばかりだったので、ステージまわりの緊張感や雰囲気もグッドルッキン。
大暴れした後の帰りのバスは暑苦しいやつばっかりだった。雨の日だったんじゃないかなあ。

18年後の来日時の京都公演でコリンとトイレで一緒になった。
18年前にも見に来たこと、それぞれの子供のことなど、しょんべんをしながら話した。

ライブが始まり、「タイムボム」を大合唱した。
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Exploited/dead cities [hardcore]

ハードコアはUKサブスや、コックニーリジェクツ、エンジェリック等の
次世代にして、大幅な進化を遂げた。

ピストルズ登場から、たったの5年。
その間には、シャムも、エンジェリックも、UKサブスも、コックニーリジェクツも、キリングジョーク
も、ニューウェーヴも挟まっている。ものすごいスピードだ。
でも、その時代にいたら、理解できる。ついていけないことはない。
アンテナは張り巡らせている。でも、それはその時代にしかわからない。
今の高校生が支持しているバンドを私がわからないのと同じだ。

時代時代がある。当たり前のことだ。だから、’77パンクだ、’82パンクだ、何だと
神格化するのは何の意味もない。あほらしい。30年も前の話。その時代にいただけだ。

私にとってはピストルズやラモーンズが初期、シャム、サブス等ハードパンクは中期、
その後はハードコア以降の後期だ。
で、ハードコア、というカテゴリーで初めて聴いたのがこれだったから、私にとっては
後期の記念すべき始まりの7インチEPである。
出囃子が強烈だ。ジャアアアアアアアデッスィティイイイアアアアアアン、トントントントンだ。
あとは一本調子のビッグジョン節。ジャケットもいい。

B面は普通のハードパンクだったし、彼らが加速したのはこの曲だったのだろう。
その後至極のハードコアアルバム、「troops of tomorrow」がリリースされた。

Wattieは、なんだかんだと言われるけど、あの頃の「顔」だ。
uk/dkの映像に象徴されている。あれほど露出が多くて、わかりやすい人が
日本に紹介されていなかったせいかもしれないが。
モヒカン、サイドのモヒカン、鋲ジャンで細っ白くなく、喧嘩も強そうだったし。

「why」、「city baby attacked by rats」、「troops of tomorrow」は当時の3大作品だと思う。
本当によく聴いたし、今も好きだ。
でも「Let's Start a War」までしか実質聞いてないし、GBHも「revenge」で興味が湧かなくなった。
dischargeも「State Violence State Control」まで。その時代の人は意味がわかるはずだ。

気持ちはアメリカとジャマイカへ行っていた。
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crucifix/prejudice/dehumanization/ [hardcore]

crucifixのアルバムdehumanization(83)はアメリカンハードコアのみならず、
ハードコアの最高峰に位置する。「prejudice」が最高だ。1から8まで数えてしまう。

高1の頃。UKハードコア第一陣に目新しさがなくなり、
一区切りついてしまっていた時に、先輩方が聴いていた
7secondsとfartzの7インチが耳に入った。
よかった。7seconds(skins,brains&guts)は特に。
理由はUKコアより速かったから。短かったから。
で、アメリカンハードコア時代に突入した。
MDCのアルバムやHüsker Dü/Land Speed Recordなんかを聴いた。
衝撃度では Land Speed Recordが一番すごかった。
当時はいつも「もっとすごいやつ」を探していたので、
「なんじゃこりゃ~」と焦った。
UK系のファッションに慣れていたので初めて写真を見た時はパロディかと思った。

crucifixは若干後発で、アルバムdehumanizationで知った。
出囃子感、(下記*参照)、音の塊感や出来映え、シャープさ、
曲、速さ、短さ、重さ等すべて素晴らしい。
ジャケットワークも素晴らしいが、当時食傷気味になっていたcrassのカルチャーが強過ぎて、
その部分は減点していた。

targetのビデオもよかった。MDCとのコンピだった。
MDCの方が断然盛り上がってたし、ルックスも新しかったが、
crucifixのちょっと時代に出遅れた感や、何といってもパフォーマンスが素晴らしかった。
後に「あらあ、いってもとるで」と語り草になったドラムをはじめ、もうひとつ盛り上がりに欠ける客とは
対照的に最高のぶっとばし感がある。

というわけで、今も大好き。1から8まで数えてしまう。

*出囃子:
From dehumanization, to arms production,
For the benefit of the nation, or its destruction,
Power is power, it's the law of the land,
Those who live for death, would die by their own hands.
Life is no ordeal, if you can come to terms,
Reject the system, which dictates the norm,
From dehumanization, to arms production,
For the benefit of the nation, or its destruction,
It's your choice: peace or annihilation

名言だ。美しい。

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