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FUR/beautiful wreck [NYpunk]

1990年代のバンド。
NYのコンチネンタルでセンダースのベネフィットギグで初めてみた。
デッドボーイズの「I need lunch」をやっていた。
ちびの、二人の女の子がフロントでG・Vo&B,+Ds。
どの曲も最高にヘビーでパワフルで、クールでノイジー。
「うおぉぉぉぉ」と興奮した。
十数バンド出ていたので、何というバンドか、その時わからなかったが、
その夜のナンバー1だった。
(ちなみに、その日のナンバー2はD-generationだ)。

FURであることを、一緒にいた友達が突き止めた。
音源を初めて聴いたのは、FLIPSIDEのV.A/RAFRだったか?
確か、ボンプレコードのスージーにもらったCDだったと思う。
それとも友達が入手していたEPかもしれない。

この曲は、詩がクール。
いきなり、you're great baby like a warhol movie star....とくる。
この曲に、同じ歌詞の繰り返しはない。1番しかない。
いわゆるさびはない。
beautiful wreckという言葉も1回しか出てこない。
だから、シンガロングもなし、通しで歌詞は永遠に覚えられない。
あとはひたすら人物描写と異端な恋愛の描写というか、叙事詩というか。
3分間、ぎゅうぎゅう詰めにそれだけを語る。
淡々としていて、劇的だ。

スピード感もない。ギターソロもない。
しかし、フックだらけで、ぼかぼか殴られる。直観に訴える。
90年代にリリースされた曲すべて入れてもトップテン入り確実だ。
メンバーのルックス(特にholly ramos)も、何ともはすっぱい感じでかっこいいんだな、これが。
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