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the saints/follow the leader [PUNK]

the saintsはpunk musicの開祖の一人であることは間違いない。

Chris Baileyの声は素敵だ。
1stLP[I’m stranded]などのワイルドなパンクサウンドに乗っかっても十分かっこいい。
多くのパンクバンドが自分たちの趣味趣向やルーツに向い始めると
新しさがあせて、かっこ悪くなっていく。
しかし、セインツはそんなことはない。スピードは落ちても広がりがある。
やはり、声が素敵なのだろう。

割とからっとしたルーツっぽいサウンドに乗せるメランコリックなメロディは秀逸。
その辺はウィリー・デヴィルにも通じる。
この曲は最初、誰の何の曲か知らずにパンクマニアの友達にもらったテープに入っていた。
繰り返し、繰り返し聴き、「かっこええ」と思って、電話で誰の曲か教えてもらった。
最初セインツは1stくらいしか聞いていなかったので、セインツだと聞いて驚いた。
この曲は人生のベストソングの一曲に入ることが決まっている。
(なにせ、もう半分以上生きてしまったもので。これ以上の曲はそうそうあらわれそうもない)

で、90年代の後半にラッキーにもシドニーの外れの「ホテル」でライブを見ることが出来た。
(豪州風ライブパブとでもいうか、法律的な歴史の名残でそう呼ばれている。
ホテルと呼ばれている理由はwikiででも調べてくれ。)

アコースティック+バンドというシンプルなセット。
パンクらしき客は丸刈りの少年一人(たしかブラックフラッグかなにかのTシャツをきていた)で、
あとは元XX的な中年かそこそこ大人(私も含め)という感じ。
ぎゅうぎゅう詰ではないがそこそこ客も入っていた。

ゆったり、酒飲みながら、タバコ吸いながら、という感じ。リラックスできた。
歌がうまい。何回も言うが歌がうまい。
とても素晴らしいステージだった。
ステージ後、疲れていたにもかかわらず、暑苦しそうに(あの体で、真夏だったからね)話にも応じてくれた。

そのあと別にセインツのサウンドを追いかけているわけではないけれど、
なんの情報がなくても、Chris Baileyのライブが今日見られるなら、今日のChris Baileyを見たいし、
自分が60歳になった時に見られるのなら、その時のChris Baileyを見たいと思える詠い手だ。

若きマニア諸君、古いレコードを集めるのもいいが、パンクは「今」を歌う音楽なんだぜ。
今起こっている”事件”を目撃する(あるいは起こす)ことが本来のアティテュードであるはずだ。
だから、僕はその時の、年老いていても、その時のChris Baileyを見たいと思うんだな。
・・・・えと、Chris、生きてる?

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