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New york dolls/ lonely planet boy

私はハートブレーカーズとラモーンズからNYパンクに入ったので、
イギーやMC5等デトロイトより、ドールズの方を先に知ったし、たくさん聴いた。
ドールズは元祖パンクなんて言われ方をするけど、ドールズはドールズだ。
それで十分だ。

好きな曲はいっぱいあるけど、この1曲を挙げたい。
理由は、シルヴェインと、デイヴィッドで来日した時の再結成のショウで一番感動したから。
デイヴィッドは、R&Bや、カリビアンミュージックを早々にキャリアに取りこんでおり、
声の質もあいまって、ジョニーサンダースのような冷たいばかりのクールな
ロックンロールというより、暑苦しいばかりのシャウトの方がよく似合う。
彼のソロキャリアも私は大好きだ。「ハズれ曲」もあるが、「当たり」はとことん当たりだ。
(ちなみに最高なのは「ビッグ シティ」)それはまた今度。

1stアルバムではこの曲をクールに、ほんと宇宙のどこかにいるように美しく歌っている。
寂しげな、このバージョンも大好きなのだが、再結成来日時のステージでは、
とうとうと、味わい深く、奥深く、美しく、熱唱した。
彼の、40年前にスタートした人生が凝縮されていた。
鳥肌が立ち、体の中から何かが発せられ、目を見開いてしまったのを今も覚えている。
冒頭の「アマロンリー♪」まででしびれてしまい、最後まで聴き入った。動けなかった。
ジョニーが、ジェリーが、アーサーが、この歌にのりうつっているように、
ドールズを聴いてきた自分の引き出しが全部開いたような、
ついにこれを聴いた、という感覚だった。

歌詞を老眼で見ながら、歌う姿に悲哀や残念な思いを覚えた人々もたくさん
いただろうが、私は、進行形のデイヴィッドが唄うこの曲に心底感動した。
結局アーサーだけは目撃することができなかったが、
今も生きる2人には賛辞を送り続けたいし、機会さえあれば、足を運びたい。

50歳までにはもう1度ニューヨークには行ってみたいと思っている。
彼らがステージにいてくれているうちに。
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