the clash#2/sandinista!
私は1966年生まれなので、音楽自体、特に洋楽を聴き始めたころが「ロンドンコーリング」が出たころだった。
ラジオで聞いたのが初めてだった。力強くも何とも明るさに欠ける、陰鬱なムードが漂っていた。
当時ラジオでかかる「日本のニューウェーヴ」はYMOであり、プラスティクスであり、ヒカシューであり、一風堂であり、P-モデルであり、シーナ&ロケットであった。他は、犬や、フリクションが流れるくらいだったか。
やたらポップで、江口寿司的なのが主流だったから、ロンドンコーリングは陰鬱に聴こえた。
Sidの「マイウェイ」も当時よくオンエアされていたので、さらに対比がきつかったのかも知れない。
ロンドンコーリングはもう出ていたので、発売を「待って」聴いたクラッシュはサンディニスタがはじめてだった。
1st周辺の曲調とはあまりに違っていた。音楽を聴き始めて1-2年という中学生には難解だった。
ポップグループも最初はなんか怖かったし、友達に買わせたフラワーズオヴロマンスも最初怖かった。
当時ピストルズや、ラモーンズやハートブレーカーズやヴォイドイズ等のわかりやすいロックの先達が僕の洋楽の見本だった。シャム69やプラズマティクスやUKサブスはわかりやすくて、過激で、ロックンロールだったから、入っていくのが簡単だった。その路線はその後ハードコアに伸びていった。
そんなときに「待って」聴いたのが「サンディニスタ!」。なんじゃこれは。
特に3枚目の裏はなんや。というのが感想だった。
しかし、その後クラッシュのアルバムで人生で一番聴いたのは「サンディニスタ!」になった。
このアルバムはずーっと通して聴くなどということはできなかった。
まず長い。裏返すのが面倒くさい。わからない曲を飛ばすのが邪魔くさいという、
LP世代には重要な理由によりあまり聴けなかった。
人から借りていたから、とりあえずわかりやすい曲だけテープに落として聴いていた。
わかりやすい曲はかなりわかりやすいし、さらに名曲ぞろいだ。
拾い上げればパンクチューン、ロカビリー等も結構入っている。
スローナンバー(チャーリードントサーフ、老いたイングランド、レベルワルツ等)も哀愁漂いとてもよい。
17-18才の頃、ハードコアが自分のなかでいったん整理がついてしまいレゲエにハンドルを切った頃、
サンディニスタにはまった。教科書になった。
このアルバムのダブは、レゲエだけではない。
レゲエとロックとジャズや中南米ビートの間に中途半端に立つものが多い。
クラッシュのレゲエ/ダブはトッパーのドラミングによるためか、レゲエもレゲエにはなりきっていない。
自分たちの感覚でいろんな音楽に挑戦したら、こうなったというか、科学実験の世界。
どれも極まっていない。でもいいんだ。好きだから。
corner soul やif music coud talk ,washington bullets、street paradeなんかの
ジョー節はかっこいいじゃないか。
CDになってからは何の手間もない。バラエティに富んでいるから、かけっぱなしでも大丈夫。
今ではLPの3枚目あたりをかけっぱなしにすることが多い。
コンバットロックも原案通り行ってたらこんな感じだったかもしれない。
レコード会社は腰が引けたんだろうけど。
サンディニスタと、コンバットロックと、その没曲だけでフルアルバム3枚と
12インチマキシシングルが何枚か作れただろう。
でもまだそういう時代じゃなかったんだろうな。
PILとは違う形の実験だけど、手作業の実験のへたくそささえもクラッシュをクラッシュたらしめるんだな。
クラッシュの実験は手作業。コンピューターとはセックスできないから。
ラジオで聞いたのが初めてだった。力強くも何とも明るさに欠ける、陰鬱なムードが漂っていた。
当時ラジオでかかる「日本のニューウェーヴ」はYMOであり、プラスティクスであり、ヒカシューであり、一風堂であり、P-モデルであり、シーナ&ロケットであった。他は、犬や、フリクションが流れるくらいだったか。
やたらポップで、江口寿司的なのが主流だったから、ロンドンコーリングは陰鬱に聴こえた。
Sidの「マイウェイ」も当時よくオンエアされていたので、さらに対比がきつかったのかも知れない。
ロンドンコーリングはもう出ていたので、発売を「待って」聴いたクラッシュはサンディニスタがはじめてだった。
1st周辺の曲調とはあまりに違っていた。音楽を聴き始めて1-2年という中学生には難解だった。
ポップグループも最初はなんか怖かったし、友達に買わせたフラワーズオヴロマンスも最初怖かった。
当時ピストルズや、ラモーンズやハートブレーカーズやヴォイドイズ等のわかりやすいロックの先達が僕の洋楽の見本だった。シャム69やプラズマティクスやUKサブスはわかりやすくて、過激で、ロックンロールだったから、入っていくのが簡単だった。その路線はその後ハードコアに伸びていった。
そんなときに「待って」聴いたのが「サンディニスタ!」。なんじゃこれは。
特に3枚目の裏はなんや。というのが感想だった。
しかし、その後クラッシュのアルバムで人生で一番聴いたのは「サンディニスタ!」になった。
このアルバムはずーっと通して聴くなどということはできなかった。
まず長い。裏返すのが面倒くさい。わからない曲を飛ばすのが邪魔くさいという、
LP世代には重要な理由によりあまり聴けなかった。
人から借りていたから、とりあえずわかりやすい曲だけテープに落として聴いていた。
わかりやすい曲はかなりわかりやすいし、さらに名曲ぞろいだ。
拾い上げればパンクチューン、ロカビリー等も結構入っている。
スローナンバー(チャーリードントサーフ、老いたイングランド、レベルワルツ等)も哀愁漂いとてもよい。
17-18才の頃、ハードコアが自分のなかでいったん整理がついてしまいレゲエにハンドルを切った頃、
サンディニスタにはまった。教科書になった。
このアルバムのダブは、レゲエだけではない。
レゲエとロックとジャズや中南米ビートの間に中途半端に立つものが多い。
クラッシュのレゲエ/ダブはトッパーのドラミングによるためか、レゲエもレゲエにはなりきっていない。
自分たちの感覚でいろんな音楽に挑戦したら、こうなったというか、科学実験の世界。
どれも極まっていない。でもいいんだ。好きだから。
corner soul やif music coud talk ,washington bullets、street paradeなんかの
ジョー節はかっこいいじゃないか。
CDになってからは何の手間もない。バラエティに富んでいるから、かけっぱなしでも大丈夫。
今ではLPの3枚目あたりをかけっぱなしにすることが多い。
コンバットロックも原案通り行ってたらこんな感じだったかもしれない。
レコード会社は腰が引けたんだろうけど。
サンディニスタと、コンバットロックと、その没曲だけでフルアルバム3枚と
12インチマキシシングルが何枚か作れただろう。
でもまだそういう時代じゃなかったんだろうな。
PILとは違う形の実験だけど、手作業の実験のへたくそささえもクラッシュをクラッシュたらしめるんだな。
クラッシュの実験は手作業。コンピューターとはセックスできないから。
前に"クラッシュの日本公演@後楽園ホール"って間違い書いてました。東京厚生年金ホールだったと思います。って、どうでもいいですね。お邪魔しました〜。
by FUCKINTOSH66 (2011-08-08 05:41)