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the clash/london calling

このアルバムはこれ以降のロックのすべての預言書になった。
あらゆる要素が入っている。
しかもかっこよく。

ミックジョーンズは「初めて自分達らしいものができた」のが本作だと語ったらしいが、
ほんとに他に類するものがないアルバムである。
音はシンプル、曲はポップ、どの要素も古くも新しくもないのに
唯一無二なところがこのアルバムのすごいところ。
他の誰のどのアルバムも比べるものがない。

タイトル曲以外の音の作りは「隙」がいっぱい作ってあって、
轟音ではないし、演奏が上手に聴こえるわけでもないし、
甘い曲もたくさんあるのに、十分かっこいいパンクロックに仕上がっている。
レゲエもロカビリーもルーツロックっぽいのもあるのに黒人風に唄いこむこともなく、
ジョーストラマーの素の歌声である。古くも新しくもない。これもすごい。
間違いなく歴史上最高の声を持つ男の一人なのだと思う。

いくつかの曲がジャムセッション風に終わっていくところは帰って印象的だ。
レゲエ的。実験的な雰囲気。

あと、なんとなくセンチメンタルな曲調がちりばめてあって泣かせる。
しかも男くさい感傷。男の子は好きなんじゃないかなあ、
こういうメロディ。僕は大好き。
ミックの甘口ソングも際立っている。

トッパーのドラムは絶好調でハイハットの使い方とかすごい格好いい。
この間youtubeでトッパーが2010年にパブみたいなとこでプレイしてるのを見たけど
めっちゃ格好良かった。

2枚組のアルバムなのに、長ったるさもないし、飽きない。
当時は10曲くらいで1LP、て感じだったのに、2枚組。
レコード会社はわけわかんなかっただろうなあ。
今これくらいのボリュームのアルバムは常識だろうけど、当時としては実験的。
パンクバンドが2枚組?しかもポップ?

というわけで全員のソロアルバムみたいなくらいキャラクターがそろってる。

え?ポールのことが書いてないじゃないかって?
このジャケットだけで十分だろ!
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